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「はぁ……っ……はぁ……っ……」
ショーンに導かれて達したばかりの弘海は、激しく吐息を喘がせる。
その弘海を労わるように、ショーンが弘海の体を優しく撫でてくるが、弘海は恨みがましい目でショーンをにらみつけた。
「もう……駄目って……言ったのに……」
「我慢できなかった……」
そう言ってショーンは笑う。まったく反省している様子はなさそうだ。
「中に入ろう」
ショーンは言って、弘海を湯船の中に導いた。
狭い浴槽の中では、体を重ねなければ二人が入ることは出来ない。
ショーンに背後から抱きかかえられるような形で、弘海は湯船につかった。
風呂の湯は少し温くなっていたが、達したばかりで少し疲労した体には心地よかった。
ショーンの肌と弘海の肌は、狭い浴槽のせいでぴったりとくっついている。
ショーンは背後から弘海の首筋や肩に口づけをしてきた。
「ショーン……くすぐったい……」
抗議するように弘海は言ったが、ショーンは笑いながら口付けを続けた。
そのうちに何だか体がふわふわとしてきて、弘海はまた吐息を喘がせる。
「ん……っ……ぁ……ん……っ……もう……駄目って……ん……っ……」
軽く抵抗しつつも、弘海はいつの間にかすっかりショーンのペースにはまっていた。
萎えていたはずの中心も、いつの間にかまた硬さを取り戻してしまっている。
「このまま入れてもいいか?」
「え? だ、駄目……」
「駄目?」
「だ、だって……また……声……響くと思うから……」
「響いても構わない」
「ショーンは構わなくても、俺が構うの……ここには隣近所っていうものがあるんだよ……」
弘海は困り果てたように言った。
「じゃあ、声が外に響かないようにする」
「本当に?」
「今だけこの空間を別のところに移動する」
「そんなことできるの!?」
「できる」
ショーンは笑って、天井に向かって手をかざし、ぱちんと指を鳴らした。
「あ……すごい……」
いきなりバスルームの周りの壁がなくなり、そこに夜空が現れた。
まるで星の間にバスルームが浮いているみたいだ。
「でも……声は響くんだね……」
不満そうに弘海が言うと、ショーンは肩をすくめた。
「この中の空間はそのままだからな」
「本当に外には響かないんだよね?」
「この中の空間は別の場所に移動してるから大丈夫だ」
ショーンはそう言うと、我慢できなくなったように弘海の肌に吸い付いてきた。
「んっ……あっ、ま、待って……ここに誰か来たり……しないよね……!?」
「まあ、ほとんど可能性はない」
「ええ? ほとんどってことは、あるかもしれないってこと!?」
「何百万分の一の確立だな」
「そ、そっか……それなら大丈夫か……」
ショーンの言葉に納得したものの、弘海は落ち着かない気分だった。
けれども、ショーンは構わずに弘海の体を愛撫し続けている。
「んっ……ぁっ……んんっ、はぁっ……あぁっ……」
「弘海の中に入りたい」
耳元で囁かれ、弘海はうっとりとしたまま頷いた。
弘海のほうも我慢の限界だった。
早くショーンに入ってきてもらいたいと体が訴えている。
お風呂のお湯の温度が、弘海の体をいつも以上に敏感にしているのかもしれない。
バスタブの中で半ば体が重なるようになったまま、ショーンが弘海の中に入ってきた。
「っあんっ、あっ……あぁっ!!」
いつもとは何だか感覚が違っていた。違っているだけに、ショーンがちょっと動いただけで弘海は敏感に反応してしまう。
「ちょ、ちょっと……待って……な、何か……変……っ……」
水の浮力も影響しているのか、今日はいつもとまったく勝手が違っていて弘海は慌てた。
けれどもショーンは気にすることなく突き上げを開始した。
「ショーン……っ……ね……待って……っ……」
「もう待てない」
「や、やだ……怖いから……っ……!」
乱暴にされてるわけでもないし、痛みを感じているわけでもない。
いつもよりずっと気持ちよくて、ふわふわとして、弘海はそれが怖くなってしまったのだ。
ショーンはそこのところを理解しているのか、慌てる弘海に構わずストロークを続けてくる。
「ショーン……っ……あっ、んんっ、あっ、はぁっ!」
相変わらず弘海の声はバスルームに響きまくっていて、それも恥ずかしくてたまらなかった。
「あっ、はぁっ……んっ、あっ……ぁんっ!」
下から突き上げられるという感覚も、何だかいつもと違って、与えられる快楽もこれまで感じてきたものと少し違っていた。
「んはっ、んんっ……あっ、ぁっ……はぁっ……!」
ショーンはいつの間にか弘海の前にも触れていた。この体勢だと、そういうことも容易く出来るらしい。
弘海の吐息はますます激しく乱れ、切羽詰った喘ぎ声がバスルームに響いていく。
「や、だ……っ……あっ、んんっ……はぁ、っあんっ……!」
「今日の弘海の声……すごくいい……」
「お、俺は……すごく……嫌だ……恥ずかしいし……」
突き上げられながら必死に抗議したが、ショーンは律動を緩める気配はまったくなさそうだった。
それどころか、さらに強く深くまで穿つように突き上げてくる。
「あ、や、ああっ! あっ、ぁああっ! そ、そんなにしちゃ……駄目ってば……っ!!」
ただでさえ今日は体の感覚がおかしいのに、いつも以上に強く突き上げられたりすると、体がどうにかなってしまいそうだった。
弘海はショーンから逃れようとするかのように、バスタブに手をかけた。
けれども、そのせいで動きやすくなったショーンは、腰を浮かせた弘海を今度は背後から突き上げていく。
「あぁっ、そ、それ駄目っ……駄目って……ショーン……聞いてるの!? 駄目だってばっ!!」
どうやらショーンは弘海の訴えを聞くような様子もなく、さらに腰の動きをエスカレートさせていく。
弘海は限界が目の前まで迫ってくるのを感じた。
「そ、そんなにしたらイッちゃうってば……っ……ショーン……駄目……っ……!!!」
弘海はバスタブにしがみついて、ショーンの突き上げに耐える。けれども、すでに限界前まで追い詰められた体は、そう長くは持たなかった。
「イ……イクっ……イッちゃうっ……あっ、あんっ、っああっ、ああぁっ!!」
弘海は体を仰け反らせ、激しく痙攣するように全身を震わせながら快楽の頂点にたどり着いた。



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