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ショーンは弘海の体を軽々と抱き上げた。そして、そのままベッドへと運んでいく。
きっとこのままいつものあの行為が始まるのだろう。
「ま、待って……仕事から帰ったばかりだから……シャワー浴びたい……」
「俺は早く弘海が欲しい」
「でも……やっぱり嫌だ……シャワー浴びてから……」
「じゃあ、一緒に風呂に入るか?」
「ええ? い、嫌だよ、恥ずかしい……」
「このままするのと、一緒に風呂に入るのと。どっちがいい?」
意地悪な質問を投げかけられて、弘海は泣きそうな顔をする。でも、ショーンは譲る気はないようだった。
「じゃあ……一緒にお風呂に入る」
弘海が渋々そう答えると、ショーンは笑って弘海を下ろしてくれた。
「一緒に入るんだったら、シャワーだけじゃなくてお風呂も沸かすね」
新婚だというのに、考えてみたら一緒にお風呂に入ったことはなかった。
だいたいマンションの風呂は狭いし、ショーンの体は大きいしで、そういうことを考えたこともなかった。
それに、一緒に風呂に入るなんて恥ずかしい。
体を洗っているところを見られたりするのが、何だかとても嫌だ。
でも、一緒に入ると言ってしまったのだから、入らなければいけないのだろう。
正直に言って弘海はあまり乗り気ではなかったが、ショーンのほうはかなり乗り気のようだった。
「何か嬉しそうな顔してるね……」
弘海が言うと、ショーンは満面の笑みを浮かべた。
「弘海と風呂に入るのは初めてだからな」
「でも……お城みたいに豪華なお風呂じゃないよ。狭いし……たぶん、すぐに出たくなるよ……」
「弘海と一緒だからいいんだ」
そんなショーンの言葉に照れながらも、弘海は少し嬉しい気持ちになった。
ショーンの素直で照れもない言葉は、いつも弘海を喜ばせる。
弘海もショーンと一緒なら、どんなに恥ずかしいことも幸せだと思えそうな気持ちになり始めていた。
弘海はそわそわした気分で、風呂の様子を見に行く。
「そ、そろそろ入れそうだよ」
脱衣場から声をかけると、ショーンがやって来て背後から抱きしめられた。
自分の腕よりも逞しくて長いその腕を見ているだけで、弘海は胸が高鳴った。
「服……脱がせるぞ?」
「う、うん……」
自分で脱ぐよりは、脱がせてもらうほうが恥ずかしさはマシなような気がした。
背後から服を一枚一枚脱がされながら、弘海はいつもよりずっと胸がドキドキとしているのを感じた。
ベッドの上で重なり合う行為には、少し慣れてきた。
けれども、一緒に風呂に入るという行為は、初めてだからいったいどうなるのかわからない。
下着まで全部ショーンに脱がせてもらうと、自分だけが裸になっているのが恥ずかしくなった。
「ショーンも脱いで……」
弘海がうつむきながら言うと、ショーンが笑う気配がした。
「弘海が脱がせてくれないのか?」
「ぬ、脱がせたほうが……いいのかな?」
「俺は弘海を脱がせたぞ」
「じゃあ……俺もそうしたほうがいいよね……」
何だか向き合っているのが妙に恥ずかしくて、ショーンの目を見ることが出来なかった。
目をそらしたまま、弘海はショーンの衣服を脱がせていく。
逞しい肌や中心の昂ぶりが目の前に晒されると、弘海はさらに胸が高鳴るのを感じた。
やがてお互いに裸になると、ショーンは腕の中に弘海を抱いた。
「入るか?」
囁くように言われ、弘海は頷いた。



「ん……っ……や、だ……くすぐったい……」
ボディソープを手にとり、ショーンは丁寧に弘海の体に塗りつけるようにしてくる。
洗っているというよりは、愛撫しているような感じだ。
乾いた肌に直接触れられるよりも、泡の感触やその泡の上から撫でられる感覚が、くすぐったくて妙な感じだった。
「……っぁ……ん……っ……」
いつもより敏感になっていることは、弘海自身も自覚していた。
思わず漏れてしまう声は、風呂場という場所のせいで、やけに響いて自分の耳に返って来る。
自分がどれだけいやらしい声を出しているのか、部屋ではあまり感じることがなかったが、今は強く感じていた。
ショーンの手は弘海の中心をまさぐり始めていた。
「……ゃ……んんっ……あっ、ぁっ……!」
バスルームの明かりの下で、自分の体をショーンにじっくりと見られていると思うと、弘海は羞恥でいたたまれない気持ちになる。
弘海の目にも、ショーンが自分の昂ぶりを手で愛撫している様子が見える。
恥ずかしいけど気持ちよくて、弘海はどうしたら良いのか解らなくなっていた。
おとなしくショーンがすることを見つめていたが、次第に余裕が奪われていく。
どうやら限界が近づいてきているようだった。
「……っあっ、んっ……はぁっ……んっ……あぁっ……」
声を押し殺す余裕もなくなって、弘海の恥ずかしい声はバスルームに響き渡っている。
「ショーン……っ……駄目……っ……」
これ以上されたら、もっと感じてしまう。そうなったら、弘海はもっと恥ずかしい声で喘いでしまいそうだった。
「声……響くから……出てからに……しよう……」
吐息を弾ませ、途切れ途切れに弘海は訴えた。
「今日はここでするって言っただろう?」
ショーンは譲る気はなさそうだった。
「で、でも……っ……あっ、んんっ……駄目って……俺……声……我慢できない……っ……」
「我慢しなくていい」
「だから……響くんだってば……ここはお城じゃないんだから……っ……!」
弘海は必死に訴えたが、ショーンは愛撫をやめるつもりはなさそうだった。
それどころか、弘海の胸の突起にも触れ、泡をたっぷりつけた指先でこねるように愛撫してくる。
「んっ、ゃぁっ……あっ、んんんっ……っく……んんっ!」
前の昂ぶりと、胸の突起を虐められ、弘海は一気に限界が目の前まで迫ってくるのを感じた。
「だ、駄目っ……も、もう出る……っ……ぁっああっ、あぁっ!!!」
バスルームいっぱいに喘ぎ声を響かせながら、弘海はショーンの手に導かれて欲望を放った。



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