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カテゴリ[猫目石のコンパス]の記事
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  • 2011/12/31(08:52) 『『猫目石のコンパス』 第六話』
    翌日、弘海にとっては久々の休日だった。昨夜はショーンを警戒しながら眠ったが、特に襲われることもなく、平和に朝を迎えることが出来た。朝食、昼食と昨夜の残りの寿司を食べ、そのあとショーンを残し、弘海は外へ出た。とりあえず、ショーンの靴を買おうと思ったからだった。そうしないと、ショーンは自由に部屋を出入りすることも出来ない。昨夜の父との再会と寿司へのお礼も兼ねていた。とりあえずはギブアンドテイクという体...
  • 2012/01/01(17:24) 『『猫目石のコンパス』 第七話』
    結局、ショーンは夜になっても目を覚まさなかった。呼吸はしているものの、まるで死んだように眠り続けている。「うーん……大丈夫かな……」だんだん弘海は心配になってきた。ひょっとしたら、このまま目を覚まさないのではないか?病院に連れて行ったほうが良いのではないか?眠っている様子は特に息苦しそうな様子でもないので、病院に行くほどではないのかもしれない。けれども、このままずっと目を覚まさなければ、何か重大な病気...
  • 2012/01/02(17:19) 『『猫目石のコンパス』 第八話』
    「…………」開店前の仕込みをしながらも、弘海の気持ちは散漫としていた。(猫……本当に猫だった……)目の前でショーンが黒猫に変身した。自分があの時の黒猫だとショーンは言い張っていたが、まさか本当のことだと思わなかった。(本体は人間で、黒猫に変身しただけみたいだけど……でも、人間が猫に変身って……)父親に会わせてくれたり、寿司を出してくれたり、不思議なことはあったけど、人間が黒猫に変わる瞬間を見てしまった衝撃は、...
  • 2012/01/03(11:52) 『『猫目石のコンパス』 第九話』
    ご飯を食べ終えると、ショーンは体力(魔力かもしれないが)を消耗しないためにと、またうたた寝を始めた。(そんなに消耗するんだったら……二つも願い事しなきゃ良かったな……)弘海は食器を洗いながら思った。弘海が余計な願い事……特に2つ目の寿司なんかを頼まなければ、ショーンの魔力にはもう少し余裕があったのかもしれない。「ショーンも解ってるなら言ってくれたら良かったのに……」弘海は思わず愚痴を言った。ショーンは誰か...
  • 2012/01/04(11:27) 『『猫目石のコンパス』 第十話』
    翌朝、弘海は少しの異変を感じて目を覚ました。布団の中に何かが入ってくる。小さくてふわふわした何か。少し頭が覚めてきて、ようやくその正体が猫だと解った。「ショーン?」問いかけると、猫は布団の中でぴったりとその体をくっつけてきた。人間にそんなことをされると速攻で布団から追い出すところだが、相手は猫だから何だか可愛いし、いとおしい気持ちになる。「また何か来たの?」答える代わりに、ショーンは前足を弘海の腕...
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日生桔梗

Author:日生桔梗
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