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窄みの周囲を舌で丁寧になぞられると、弘海は全身がゾクゾクとするのを感じた。
そんな場所を舐められているという恥ずかしさもあるが、そこから言いようもない快楽があふれ出してくる。
弘海はベッドのシーツを強く握り締めながら、ショーンが与えてくるその快楽に身をゆだねた。
指や昂ぶりを挿入されるのと違い、舌での刺激はあくまでソフトで、もどかしいような輪郭の曖昧な快楽がじわじわと競りあがってくる。
もどかしさと競りあがってくる快楽の合間で、どちらにも完全に行くことが出来ずに漂っているかのようだった。
苦しいけれども、気持ちいい。
「……ぁ、ぁっ、あ……んっ……」
弘海の喘ぐ声も微妙なトーンで、早くその先に行ってしまいたいような、いつまでもここに留まっていたいような、そんな優柔不断な気持ちになってしまう。
まるでシーソーみたいだ……熱い吐息を喘がせながら、弘海はそんなことを考えた。
「……んぁっ……あっ、はぁっ!」
窄みにショーンの舌がねじ込まれてくると、曖昧だった快楽がもっと輪郭を持ったものに変わってきた。
「……ん……はっ、あっ、あっ!」
ついさっきイッたばかりだというのに、弘海はまた限界が近づいてきそうな気配を感じた。
前を刺激されてイクのは何とも思わないが、挿入されたわけでもないのに、後ろを舌で愛撫されただけでイクというのは、自分でも納得しがたい感覚だった。
そこに触れるのはショーンだけで、彼が一人で開発してきた部分でもある。
体の関係を持ち始めた頃よりも、後ろのほうが敏感になってきているということなのだろうか。
そうは思いつつも、戸惑いを隠すことが出来ない。
「ショーン……も……いいよ……ね、入れて……」
何となくそのままイクことが怖くなって、弘海は挿入をねだった。
しかし、ショーンはそのまま弘海の窄みを舌で愛撫し続けている。
「ショーン……ね……お願い……」
もう一度、弘海は訴えてみたが、ショーンはまるで聞こえていないかのように、弘海の入り口に舌を這わせ続けている。
気がつけば弘海の限界はもう間近まで迫っていた。
弘海は自分の体のあまりにも性急な高まりに驚きながらも、もうこみ上げてくる快楽には逆らえないところにまで来ていた。
「……ぁっ、あっ、だ、だめっ、駄目っ……あ、ぁっ!」
その刺激から逃れようとしても、ショーンが太ももをしっかりと押さえつけているので出来なかった。
再びの限界はもう目の前だった。
まるで快楽の波に飲み込まれるようにして、弘海は呆気なく欲望を解き放った。



「……二回も……先にイッちゃった……」
一度目とは違い、二度目はゆっくりと高められる感じで、何度もイキそうになってはその潮が引き、またイキそうになっては潮が引くというような状態で、達した後はしばらく口を利くことも出来ないほどだった。
「気持ちよかった?」
ショーンが顔をのぞきこみながら聞いてくるので、弘海は素直に頷いた。
「気持ちよすぎて……どうにかなりそうだった……」
「それは良かった……」
ショーンは微笑んで、唇を重ねてくる。その口付けが深くなっていくと、弘海の体はまた性懲りもなく疼き始めた。
口でしてもらうのは、確かに気持ちいい。けれども、今度はもっと明確な快楽が欲しかった。
「どうして欲しい?」
ショーンが聞いてきたので、弘海は迷わずに答える。
「ショーンに……入ってきて欲しい……」
「わかった……」
ショーンは弘海のことを抱きしめると、先ほどと同じように両足を大きく開いてくる。
その中心部にショーンの昂ぶりをあてがわれ、弘海は少し体を強張らせた。
先ほどまでの緩い波が何度も襲い掛かってくるような刺激とはまったく次元の違うものが、これから体に与えられようとしている。
柔らかな粘膜をゆっくりと押し広げるようにして、ショーンの熱い昂ぶりが入ってくる。
「……んぁっ、あっ、はぁっ……!」
少しずつ奥へと向かって内部の粘膜を擦り上げられるその感覚に、弘海は微かな痛覚を感じながらも、それ以上の快楽が覆いかぶさってくるのを感じていた。
ショーンは弘海の内部を傷つけないように、ゆっくりと慎重に奥へと進んでくる。
「あっ、ぁ……ん……はぁ、あっ」
やがてすべてが内部に収まりきると、ショーンはいったん動きを止めた。
「全部……入った……」
「うん……解る……」
「今日の弘海の中は……熱すぎるぐらいだ……」
「そ、そう? 自分では……よく解らないけど……でも、今日は怖いぐらいに気持ちいい……」
そんな会話をしているうちに、圧倒的な存在感を誇っていたショーンの昂ぶりが、弘海の狭い内部に馴染み始めていた。
「動いていいか?」
「うん……大丈夫……」
うっとりとした表情で弘海が言うと、ショーンはゆっくりと腰を揺らし始めた。
「あ……んっ、ぁっ、あぁっ」
ショーンの昂ぶりによって擦り上げられる粘膜から、全身に快楽が広がっていく。
体は先ほどよりもさらに熱くなっていて、ショーンの吐息も心なしか乱れ始めているようだった。
「ん……はっ、あっ、あ、んんっ」
弘海はショーンの体にしがみつくように腕を回し、その動きによって起こる快楽の波に身を任せる。
すっかり馴染んだ内部の状態に合わせるかのように、ショーンの動きは少しずつ積極的になってきた。
「あっ、あんっ、あぁっ……はぁっ……!」
ショーンは少し吐息を乱させながら、唇を重ねてくる。
その興奮を伝えるかのように、腰の揺さぶりはさらに強く激しくなってくる。
「……ぁんっ、あっ、ぁっ、あぁっ!」
ショーンの動きがさらに積極的になってくると、先に二度もイッてるはずなのに、弘海はまた限界が近づいてくるのを感じた。
「ご、ごめ……また……イキそ……になってる……」
「俺も……」
「ショーンは一度目だから……いいけど……俺もう……二回もイッてるのに……」
「弘海には何度もイッてほしいんだ……」
「でも……何だか恥ずかしいよ……」
「気にするな……弘海は自分に素直になればいい」
素直に……ショーンに言われた言葉が、弘海の体をさらに蕩かしていく。
ショーンにもそれが伝わったのか、まるで弘海を追い詰めるようにガクガクと強い揺さぶりをかけてきた。
「や……っ、ぁあっ、イッちゃ……イク……っ!!」
最初の二度とはまったく次元の違う快楽の波がやって来た。
弘海は全身をガクガクと激しく震わせながら達した。それを追いかけるようにショーンの熱い体液が体の中に流れ込んできて、その刺激で弘海はまたイッてしまった。



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