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ショーンの顔が近づいてきたのを感じて、弘海は瞳を閉じた。
ゆっくりと、ショーンの唇が重なってくる。
大きくて柔らかなその唇の感触が、ショーンが戻ってきたということを弘海に実感させる。
(本当にショーンとキスしてるんだ……)
魔力を補給するため……という理由はもうなくて、今はただそうしたいからしているという感じだった。
もっとショーンを感じたくて、弘海は背中に回した手に力を込めた。
唇を重ねたまま、ゆっくりとショーンの体が弘海の体に覆いかぶさってい来る。
その重みが、今はとても嬉しかった。
ショーンは手で弘海の頬を撫でながら、何度も角度を変えて唇を重ねてくる。
弘海は自分から唇を開いた。
ショーンの舌がその合間から入り込んでくる。
その舌を自分の舌で受け止めながら、絡ませあう。
キスをしているだけなのに、体がぞくぞくと震えた。
「ん……っ……んぅ……っ……」
弘海はもどかしい気持ちになって、吐息を喘がせる。
キスよりももっと深くショーンと繋がりあいたいと思う。
その気持ちが通じたのか、ショーンは弘海の衣服に手をかけてきた。
「んふ……っ……ん……っ……ぅっ!」
ショーンの手が、弘海の衣服を脱がせていく。
弘海の肌にじかにショーンの手が触れると、またぞくぞくと全身が粟立った。
今日の弘海の体は、何だか生まれ変わったみたいに敏感だった。
ショーンが与えてくるすべての刺激に、驚くほど反応してしまう。
けれどももう以前のように、ためらいや罪悪感のような気持ちはまったくなかった。
もっと触れて欲しい……今は何のためらいもなくそう思えることが嬉しい。
ショーンのことが好きだ……それを認めただけで、こんなにも気持ちが楽になって、気持ちいい。
「ん……ふ……んんぅ……く……っ……」
ショーンの手が弘海の肌を優しく撫でる。
その手の動きに合わせるみたいに、弘海の吐息が弾む。
「ん……っ……ぁっ……はぁっ……」
「弘海……」
名を呼んで、再びショーンは唇を重ねてくる。
何度だってキスをしたいと弘海も思った。
「ショーン……好き……っ……」
「俺も弘海のことが好きだ……」
素直に気持ちを伝え合えることが、とても幸せなことだと思う。
ずっと素直になれなかった。
何となく自分の気持ちには気づいていたけれど、それを認めてはいけないとブレーキをかけ続けてきた。
そのブレーキをようやく外すことが出来て、弘海の気持ちは今、行きたい方向に素直に動き出している。
「んっ……ふ……ん……ん……っ……」
唇を重ねながら、ショーンは弘海の中心に触れてきた。
「あっ……ぁっ……!」
もうそこは待ち焦がれていたかのように屹立し、先端から先走りを滴らせていた。
ショーンはすべてを理解しているかのように、弘海の昂ぶりに手で刺激を加えてきた。
あまりにも強く直接的なその刺激に、弘海は喉を引きつらせた。
「んっ……ショーン……っ……!」
「どうした?」
「さ、触ったら……早く……出ちゃいそう……」
「気にしなくていい……出したいときに出せ……」
「ん……」
甘えるように頷いて、弘海はショーンの体にしがみついた。
ショーンの手は休まずに動き続け、弘海を昂ぶらせていく。
「んんっ……ぁっ……ん……あぁっ!」
弘海は恥ずかしいのも忘れて、声をあげて喘いだ。
今はショーンが与えてくる快楽に夢中になっていた。
ブレーキを外された体は、恐ろしいほどに快楽に素直に従う体になっている。
「あっ、ぁっ……んっ……んん……っ!」
「気持ちいいか?」
「ん……気持ち……いい……っ……!」
久しぶりに刺激を与えられたこともあって、弘海の限界はすぐにやって来た。
ショーンの手の動きに導かれるように、弘海は快楽の階段を一気に駆け上がっていく。
「イッちゃ……っ……んっ……あっ!」
「イッていいぞ」
「んっ、あっ、っああぁっ!」
ガクンと大きく体を跳ねさせ、弘海はショーンの手の中に欲望を放った。
「っ……ん……ぁ……っ」
手についた残滓を長い舌で舐めとると、ショーンは嬉しそうに笑った。
「今日は弘海が素直だ」
「だ、だって……もう自分の気持ちに嘘をつかなくていいから……」
「素直な弘海に惚れ直しそうだな……」
ショーンは囁くように言って、再び弘海に覆いかぶさってきた。
「ショーンも服……脱いで……俺だけ裸なんて恥ずかしいよ……」
抗議するように言うと、ショーンは頷いて衣服を脱ぎ始めた。
その逞しい体が弘海の目に晒される。
薄く筋肉をまとったショーンの体は、とても健康的で、痩せぎすの弘海からしてみたら羨ましいほどだった。
うっとりと見つめる弘海の目を、ショーンは覗き込んでくる。
「……いいか?」
ショーンに聞かれて、弘海はすぐにその意味を悟った。
頷くのは少しだけ勇気が必要だった。
それでもこくんと頷いた弘海を、ショーンは強く抱きしめた。
ショーンの肌が直接弘海の肌に触れてきて、弘海は今までで一番ショーンと密着していると思った。
両足を大きく開かれると、羞恥のあまり弘海の瞳は潤んだ。
その場所にショーンの昂ぶりが押し当てられ、弘海は全身を強張らせてしまう。
「もっと力を抜け……」
苦笑するようにショーンに言われても、なかなか力を抜くことが出来なかった。
「だ、だって……どうやって……抜けばいいか……解らない……」
ショーンは笑って、また唇を重ねてきた。
そして、先ほど欲望を放ったばかりの弘海の前に触れてくる。
「ん……っ……ショーン……っ……」
口付けと前に触れられる感覚とにうっとりしているうちに、ゆっくりと弘海の入り口がこじ開けられた。



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