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先端から透明な液体をあふれさせている勇気の一物を、文礼は直接掴みながら、その手で擦りあげるように刺激していく。
その手の動きにあわせるかのように、悠樹の吐息が乱れて弾んでいった。
「ん……ッ……ぁッ、んっ!」
根元をぎゅっと掴み、先端を擦りあげるようにすると、悠樹はビクンと大きく下肢を震わせ、白濁の雫を飛び散らせた。
「感度も最高だ……ふふ……ウォーミングアップも終わったことだし、そろそろ始めようか」
悠樹の下着を脱がせると、達したばかりでまだ興奮したままのモノが晒される。
「どういう体勢がいいかな……やっぱり顔を見ながらがいいかな……ふふ……」
楽しげにそんなことを呟きながら、文礼は大きく開いた悠樹の下肢の中心部に自身のモノをあてがう。
「ほら、入るよ……たぶん、漣以外のモノが入るのは初めてだよね。どんな気分かな……?」
文礼はゆっくりと腰を前に押し出し、少しずつ悠樹の中に入っていく。
「あぁ……」
恍惚とした表情を浮かべながら、文礼は熱い吐息を吐き出した。
「ん……ッ……ぅぅッ!!」
文礼とは対照的に、悠樹はまるで泣き出しそうな顔をしていた。自分が何をされているかなど解ってはいないだろう。けれども、その目尻からは今にも涙が溢れ出しそうだった。
「これからすることは、君には何の責任もないことだよ。君の体は汚れてしまうけれど、心までは汚れないから大丈夫……」
まるで意識のない悠樹を諭すように囁くと、文礼は一気に悠樹の体を貫いた。
「……んあぁッ!!」
「ふふ……漣、見えてるかな?今、僕は漣のものを奪ったんだよ……ほら、こんなに奥までちゃんと入ってる……」
根元まで結合した部分をカメラで撮らせてから、文礼は腰を使い始めた。
どう動けば相手が感じるのかは熟知している。
その文礼の技巧に加えて薬で高められた悠樹の体は、意識がないにも関わらず、激しい反応を示した。
「……あッ……あぁッ……んッ!!」
規則正しいリズムを刻むように、文礼の腰が律動する。
悠樹は眠ったままのような状態でありながらも、吐息を荒く弾ませ、シルクのシーツを強く掴む。
「……あっ……あッ……んんッ!!」
もどかしげに吐息を喘がせながら、悠樹が昂ぶってきているのを文礼は感じていた。
さらに追い詰めるように、体のもっとも深いところまで抉るように貫いていく。
「……んっ、はぁッ……あッ……!!」
文礼の腰の動きは、きちんとした速度を保ちながら律動を続ける。
「……んぁッ……あふッ……!!」
かなり長い時間、そうして悠樹を喘がせ、そろそろ限界がちかづてきたのを察すると、腰の律動するリズムをさらに速めた。
「悠樹……逝っていいんだよ……僕のモノを咥えたまま逝くんだ……ッ……!」
文礼自身、自分がこれまでのどのセックスよりも興奮しているのを感じていた。
この映像を後で漣が見るのだと思うと、なおさら興奮は止まらなかった。
悠樹は口の端から唾液をあふれさせ、うっすらと目を開きながら、しかし意識ははっきりとしないまま文礼に激しく揺さぶられる。
「あっ……んんッ、あぁッ!!」
「あぁ……僕も逝ってしまいそうだ……ッ……」
文礼は興奮をあらわにした声でそう告げると、自身をも追い込むように腰を激しく律動させる。
「あ……ぁッ……漣……ッ……兄さ……ッ!!!」
悠樹は漣の名を呼んだかと思うと、全身を激しく痙攣させ始めた。
その様子を見て、文礼は何ともいえない愉悦に満ちた表情を浮かべる。
「もうすぐ漣のところへ返してあげるよ……でも、その前に……ッ……!!」
文礼は声を詰まらせ、大きく穿つように悠樹を突き上げる。
「く……ッ……!!」
文礼の体がビクンと震えたかと思うと、その先端から欲望を吐き出した。吐き出された欲望は、悠樹の体の奥へと容赦なく流れ込んでいく。
「……ぁッ……ん……ッ……」
すべての欲望を出し切った後、文礼はようやく悠樹の体を離す。
ベッドに投げ出された悠樹の両足の合間からは、白く濁った文礼の体液が流れ出している。
「ふふ……どうだった?君も逝けたみたいだね」
ベッドの上に自分のものではない体液を見つけ、文礼は嬉しそうに微笑んだ。
「さあ、続きをしよう……」
そう言うと、文礼は悠樹の体を再び仰向かせ、まだ先ほどの残滓が残る場所へと、いつの間にか硬さを取り戻したモノを挿入していく。



指定された港の一角にたどり着いた漣は、そこに止まる一台の車を見つけた。
車を降り、歩いてその車に近づいていくと、中から文礼が姿を見せた。
一時期、悠樹に似ていると思ったこともあったが、そこに立っていたのは紛れもなくまったく別の人間だった。
悠樹は悠樹でしかない。そして、文礼は文礼でしかなかったのだ。
「悠樹はどこだ?」
「今、マンションに送り届けさせている。じきに着くと思う」
マンションのセキュリティはどうするんだ、などということは聞かない。どんなに高度なセキュリティも、おそらくかいくぐってしまうのだろう。
「ちょっと疲れてるとは思うけど、でも、それだけ。どこも傷つけてもいないし……ほら、証拠を持ってきたよ」
手渡されたのはポータブルタイプのDVDプレイヤーだった。
そこに映っていたものを見て、漣は思わず顔をしかめさせた。
文礼と悠樹が繋がりあっているところだった。
しかしよく様子を見てみると、悠樹のほうはほとんど意識がないような状態で、一方的に文礼のほうが責め立てている。
映像は文礼と悠樹が繋がりあっている部分がわかるように、わざとその部分を強調して撮ったりもしている。
二人が交わりあっている絵というのは、いやらしさや淫猥さを超えて、奇妙な美しささえあった。
漣はその映像を何の表情もなく、ただ見つめた。
「どう?力作でしょ?」
微笑みながら言う文礼の言葉に、漣は目だけを彼に向ける。
「ものすごく仕込んであるね。さすが漣だと思ったよ。多少薬は使ったけども、かなり良い体をしている」
「お前に何がわかる」
そう答えた声も、怒りは多少含んで入るものの、いったいどういう感情を隠しているのかわからないようなものだった。
「意識は混濁していたはずだから、悠樹は何が起こったのかほとんど覚えていないと思う」
「…………」
「でも、漣は忘れられないよね?」
そう言って、文礼は笑みを浮かべながら漣を見つめた。
「他の男が抱いた恋人を、何のためらいもなく抱くことが出来る?」
まるで挑むように問いかけてくる文礼の言葉に、漣は咄嗟に言葉を返すことが出来なかった。



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EDIT [2011/07/04 08:22] Breath <1> Comment:2
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2011/07/04 22:55] EDIT
>シークレットさん

いつもコメントありがとうございます!
漣には責任を取ってきちんと男気を見せて欲しいところですよね。
二人ともけっこうややこしい性格をしてるところがあるので、
なかなか一筋縄にはいかないかもしれませんが……(笑)

ハマってくださって、ありがとうございます♪
物語の当人たちは大変かもしれませんが、私はとても嬉しいです!
次回も頑張って更新しますので、またぜひ読みに来てください!
[2011/07/05 06:33] EDIT
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